投資家を「引き込む」IRサイトってどんなもの?

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全国で続く大雨の影響で被災された方、企業の皆様にお見舞いを申し上げます。大都市では感染が広がりCOVID-19とともに生きる世の中になりました。ウィルスの脅威という環境のもと、ほぼ強制的にこれまでの働き方や組織のあり方に変化が迫られました。

最近いつIRサイトを更新しましたか?

COVID-19で出張は思うようにできなくなりました。今年は恒例の海外ロードショーを断念された企業が多い中で、改めて申し上げたいのは「IRサイトの見直しの重要性」です。海外ロードショーが中止となりその予算を統合報告書などの作成へと振り向ける企業も多かったと思います。しかし肝心の報告書を掲載するIRサイトの状況はいかがでしょう?海外投資家目線で企業のウェブサイトを見てみると、日本語に比べて英語の資料が少なかったり、階層が入り組んでいて資料が見つけにくいケースが散見されました。内容面では、ネイティブチェックされていない誤った英語、投資家の思考回路に沿っていない翻訳なども相変わらず多く見られます。

ヒアリングした企業全体の30%近くがIRサイトを3年から5年更新していない

以下は、英国のIR Magazine 社が2018年に米国、欧州、アジアのグローバル企業のIR担当者600人・500社に対して行った調査結果です。

  1. 3年以上ウェブサイトを更新していない企業:20%

  2. 5年以上ウェブサイトを更新していない企業:7%

ヒアリングした企業全体の30%近くがウェブサイトを3年から5年間程度更新していないことがわかります。
同時に弊社のIR担当者へのヒアリングからも「前任者が作ったまま使用している」「毎回、決算資料をアップロードしているが、業務が忙しくて全体の見直しまでは手が回らない」という状況も分かっています。

海外機関投資家がまず最初に見るのは英語のIRサイト

弊社の一部の海外機関投資家へのヒアリングをしてみました。すると調査のために使う「資料の入手方法で最もありがたい」のは以下の順序になりました

  1. メール配信(添付ファイル)
  2. 企業の英語IRウェブサイトからダウンロード
  3. 金融情報端末経由で英語IRサイトに移動しダウンロード

COVID-19以降IRウェブサイトの役目は最も重要に

2018年のMiFIDII以降、これまで金融端末から無料でダウンロード出来ていたアナリストレポートや会社資料にも課金される場合あるのとのこで、年間契約をしていない投資家はこのサービスを自由に使えなくなっていました。その代わり、課金されないような工夫も見られ、金融端末に添付されている企業のウェブサイトに移動してから資料をダウンロードするケースが多いことがわかりました。貴社のウェブサイトにいつ海外の機関投資家が訪問しても良いように準備を整えることは、リアルミーティングができなくなった今これまでに増して重要になったと考えています。

企業ウェブサイトを投資家目線で見た時に「外せない項目」ごとに診断してスコアリングします。このスコアリングが高いほど投資家にとって使い勝手の良い、フレンドリーなIRサイトという建てつけになっています。弊社では、スコアリング結果とともに、そんなIRサイトに手直しする具体的提案をリーズナブルなパッケージ価格で提供しています。IRウェブサイト診断後、サイトを更新される場合にはネイティブ翻訳者、Webデザインの専門家のチームで包括的にサポートいたします。貴社の既存のサイトを活かしながら、投資家に使い勝手の良いIRサイトに手直ししてみませんか?